【飲酒運転の定義】
アルコール類(ドリンク)を飲んでるのに自動車を運転すると、飲酒運転になるのでみつかったら警察に捕まってしまいますが、その状態で人身事故を起こしてしまうととても重たい罰を受けることになります。 飲酒運転にはいくつか段階があり、呼気1リットルに0.15ミリグラムより多くのアルコールが含まれるのに自動車の運転をすると酒気帯び運転と認定され、まともに運転できないおそれがあると判断されれば酒酔い運転に格上げされます。 更にその上、もうまっすぐ運転することは無理だろうと思われるほど酔っているのなら酩酊運転になるのですが、どのランクでも自動車の運転をしてはいけないことに変わりはありません。 警察の検問で飲酒運転が発覚した場合も厳しい処罰が科せられますが、最凶最悪なのは飲酒運転での人身事故になります。 被害者への補償もたいへんなことになりますし、刑事事件としても大きな扱いをされますし、まんがいち被害者の方が亡くなられてしまったらその後の人生がお先真っ暗になりかねないほどの大問題となります。 酔っていることもあり事故を起こしてもそのまま轢き逃げしてしまう場合が多く、もう救いようのない状況に追い詰められ、免許取り消しだけなら可愛いほうだという悲惨なことになってしまうケースも多いのです。 そのダメージを全て無効にはしてくれませんが、少しでも社会復帰しやすくしてくれるのが刑事事件に強い弁護士さんなのです。
【厳しい処罰】
飲酒運転に対して社会は厳しい目を向けるようになってきましたが、視線だけではなく処罰も重たいものにどんどんなってきています。 昔は「お酒飲んでるけど事故る気が全くしない、このまま運転して我が家まで20分の道のりをかっ飛ばそう」とキャバクラやスナックの駐車場からバイクを運転して、マンションまで15分のドライブを楽しむ気分で飲酒運転をされる中年男性や若者の姿がたびたび見られました。 もし警察に捕まっても軽い処罰で済むから、そう甘く考えてあまり躊躇わずにアルコールを摂取してからもすぐに運転をしていたのです。 ですがその風潮はあまりよろしくないと、飲酒運転に対する処罰を重くする方向で改革は年々進められてきたのです。 今ではあっという間に免許停止や免許取り消しになるほどの犯罪行為として扱われますし、そこに事故や轢き逃げ、信号無視や免許不携帯などが合わさればもう立ち直りたくない、そう塞ぎこんでしまう出来事になります。 それを少しでもなんとかしようと加害者を救ってくれるかもしれないのが弁護士で、早期釈放を目指してくれたり被害者との示談を速やかに成立させて嘆願書をゲットし、執行猶予となるよう各方面に働きかけてくれるのです。 これは誰にでもできることではなく、経験豊かで刑事事件を得意とするごく一部の方にしか上手にできないことなのです。
【逮捕されてしまったら】
もしもあなたが飲酒運転で逮捕されたのならどうすればいいのでしょうか。 もしもそこに弁護士さんがいれば相談をすればいいのですが、なかなかタイミングよく隣にはいてくれないものです。 なのでまずは知り合いの弁護士さんにコンタクトを取って、一刻も早く釈放してもらえる方法をなんとか教えてもらいそれに従い、また弁護士にもそのように動いてもらえるよう依頼をしましょう。 もしも冤罪ならそう主張すべきですが本当に飲酒運転をしていたのなら、下手に逆らわずに素直に反省して罪を認め、そこから早く出られるようにしましょうとアドバイスをしてくれるのが刑事事件に強い弁護士です。 きちんと罪を認めてしまえば、轢き逃げをしていたりよほど悪質でない限りは適切な弁護活動で釈放まではそう困難なことではありません。 どうしても無罪がいい、なんの前科も付かずにのびのびと暮らしたいという願いもあるかもしれませんし、それを弁護士に望む人もいますがはっきり言って厳しいです。 こうした事件をいくつも手がけてきた優秀な人物でも、有罪を無罪にはなかなかしてはくれませんし、本当に罪を犯しているのならそれを受け入れるように諭すのが正しい弁護士の姿でもあるのです。 早期釈放と被害者との和解、そして執行猶予あわよくば起訴猶予に持って行くことが飲酒運転で逮捕された人に対してできることなのです。